離婚の悩み誰に相談する? 相談相手別メリット・デメリット3選

離婚や夫婦の悩みって誰に相談するのがベストなのでしょうか?

よくある相談相手ごとに事例を交えつつメリット・デメリットを紹介していきます。

両親など身内に相談するメリット・デメリット

両親など身内に相談するメリット

家庭環境にもよりますが、身内に相談しようと思う人もいるでしょう。

身内に相談する一番のメリットはあなたの人となりをよく理解してくれていて、あなたに寄り添ったアドバイスをしてくれることだと思います。

あなたのことだけでなく、配偶者がどういう人なのか、子どもとの関係性はどうなのかなどといった家庭環境も含めたアドバイスが期待できます。

全面的にあなたの味方になってくれることでしょう。

また、専門家に相談するのと違って費用がかからないといった点も魅力的です。

両親など身内に相談するデメリット

では、デメリットにはどういったものがあるでしょうか?

離婚問題や法律の専門家ではないことが一番のデメリットと言えるでしょう。

「離婚できる」「親権も取れる」「慰謝料がもらえる」

そのようなアドバイスをもらっても、それが法律による根拠のないアドバイスであれば争いに敗れ、望まない結末を迎えることもあります。

実際に近年増えてきている事例として、「根拠のないアドバイスに頼ったばかりに親権を奪われてしまった」というのがあります。

「親権は母親側が有利」という風に世間一般ではされていますが、実は一概にもそうであるといえません。

実際には、母親が子どもにとって悪影響を与えると判断された場合は母親側が不利になることも充分に考えられますし、子どもの意思や監護状況によって総合的に判断され親権は与えられます。

父親側が離婚に強い弁護士を立て、法律的な根拠をもって親権の所有を訴えた場合、父親側に親権の所有を認められるケースが近年増加しております。

そのような事態にならないよう、法的な問題についてはちゃんと専門家に相談するといったような対応が必要となります。

他にも、メリットとして挙げた「全面的にあなたの味方になってくれる」というのもデメリットにもなります。

これはどういうことなんでしょう?

「あなたは悪くない」と積極的に味方になってくれようとしますが、客観的に見て悪くないのであればいいのですが、そうではない場合は問題を複雑化する可能性が高いです。

味方に肩入れするだけならまだしも、相談者の許可なく相手側にクレームをつけて問題が大きくなるケースも散見されます。

離婚のアドバイスや判断は第三者的な視点をもって冷静に行われるべきです。

相談者としてはちょっとした相談のつもりだったにも関わらず、周囲を巻き込んだ大問題になってしまい後戻りできなくなってしまったなんてことも…

相手が浮気をしていた場合、証拠隠滅されることも考えられます。

知人・友人に相談するメリット・デメリット

知人・友人に相談するメリット

身内に相談する場合と同じように、あなたの問題に親身になって相談に乗ってくれるでしょう。

愚痴があれば愚痴を聞いてくれますし、あなたの気持ちに同情してくれます。

同世代の友人であれば結婚観というか、夫婦問題に関する感じ方や考え方もあなたと近いものがあるかもしれません。

話を聞いてもらえれば気持ちも楽になるでしょう。

知人・友人に相談するデメリット

一方で、デメリットに関しても身内に相談する場合と同じで法律の専門家ではないことが挙げられます。

愚痴の内容から察してあなたの気持ちを後押しはしてくれますが、 離婚問題をどうするべきかについて、正しい判断でのアドバイスを期待するには荷が重いです。

友人によっては離婚経験者で実体験に基づいたアドバイスをしてくれることもあります。

しかし、人も違えば悩んでいる理由も違うので解決策に具体性を欠くことも多いでしょう。

守秘義務なんてものもないので、人にもよりますが勝手にウワサを流され、それが尾ひれをつけて独り歩きしてしまうなんてこともありえます。

弁護士に相談するメリット・デメリット

弁護士に相談するメリット

慰謝料・養育費・財産分与・親権問題…近年、離婚問題の複雑化が顕著です。

複雑な離婚問題を思い通りに治めようと思えば、 離婚問題に強い弁護士を見つけることが最優先であるといえます。

弁護士に相談するデメリット

わかりやすいデメリットとして挙げられるのが、相談費用や着手金や解決金といった弁護士費用が高額になることです。

専門家に依頼するので当たり前ではありますが、手持ちのお金が少なかったり、離婚条件で不利な状況と判断されれば引き受けてもらえない可能性もあります。

予算がない場合だと法テラスを使って相談するということもできますが、その場合は時間がかかってしまうため、急いで離婚したい人には向いていません。

このような事態に備えて、普段から弁護士費用を保証してくれる保険や費用を立て替えてくれるサービスの利用を検討しておくのも一つです。

また、弁護士なら誰でもいいというわけにはいきません。

ポイントは『離婚問題に強い』弁護士を見つけられるかどうかです。

なぜなら、離婚問題は複雑化しており専門性と経験値が必要になってきているからです。

離婚に強い弁護士を見つけられなかった場合どのようなことが起こるのか事例を挙げてみます。

  • 特に意識せず弁護士を依頼した結果、相手は離婚に強い弁護士を立てていたため、普通に考えれば負けようのない裁判に負けてしまい、 子どもの親権を相手に取られてしまった。
  • 離婚問題に強い弁護士と言われている弁護士事務所に相談したが、新人の弁護士が担当になり、思いもよらない裁判結果になった
  • 地方によっては該当する弁護士が地域に一人しかいなくて、お願いしようと思っていた弁護士さんを離婚相手に取られてしまった

嘘みたいな話と思われるかもしれませんが、これらは業界ではあるあるといっていいほどにはよく起こることなんです。

離婚問題を争う際には、離婚問題に強い弁護士を探すための情報収集やネットワークが必要となります。

まとめ

相談相手別メリット・デメリット3選を挙げてみましたが、いかがだったでしょうか?

どれもにメリットとデメリットはありますので、状況に合わせて相談相手を適切に選べるといいのですが…

案外、その適切な相談相手を探すというのは難しいことなのかもしれません。

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